こんにちは。漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
令和元年7月15日に専門薬局の先生方に盛岡市のホテルエース盛岡で後鼻漏(こうびろう)の講演をしてきました。
東北の専門薬局の先生方に後鼻漏の講演をするのは3月に続いて2回目です。
今回は、講演だけでく、専門薬局の先生方からの質問も受けました。
先生方が店頭で、お客様にお話する上での疑問に答える機会が得られたことをとてもうれしく思います。
〇質問と答えの一部
(質問1)そもそも後鼻漏は何故悪いのか?後ろに普通に流れるものではないのか?
後に普通に流れるものではないのか ということでいえば、気にならなければ後鼻漏はだれでもあるものだと思います。
なぜなら人間は二本足歩行で歩くようになって鼻腔がゆがむからです。
そういう意味では、後鼻漏の完全治癒は難しいですが、漢方薬や健康法で、体質改善をして楽にすることはできます。
(質問2)問診時、外見のチェックすべきポイントを教えてください。
問診時は、最初に鼻をみていくことから始めます。
私の場合はみるポイントは、鼻の上のあたりから両側まででしょうか?
鼻がはれていないかをよくみます。
鼻づまりがないかを確認することも大切です。
右と左を順番に押さえていただいて、鼻のとおりをみます。
常に右がつまっているか、左がつまっているか、空気の流れが悪くないかを確認します。
姿勢が悪かったりしても、鼻腔はゆがむので、姿勢をみることも大切です。
猫背になると、体全体の流れも悪くなりやすいです。
猫背の方には、座る時は、腰を立てて座ると全体の血流と循環もよくなっていいですよ~とお話しします。
(質問3)後鼻漏はどのような体質の方がなりやすいのか。
後鼻漏は、副鼻腔のゆがみのある方がなりやすいです。
鼻の形の悪い方がなりやすいです。
副鼻腔炎は水分のとりすぎからおきることが多いですが、水分をとりなさ過ぎてもおきます。
体質的に水分をとりすぎるかた、あるいは、逆に水分をとらなすぎる方がなりやすいです。
水分をどれくらい飲んでいるか?水分のとり方を確認することが必要です。
水分のとり方について、お客様に説明することが大切です。
(質問4)アレルギー性鼻炎などとの区別の仕方。見分け方。
花粉症やハウスダストによるアレルギー性鼻炎の場合は、アレルゲンがあります。
アレルゲンが特定される場合はアレルギー性鼻炎としての対応を考えればいいです。
アレルゲンがない時は、副鼻腔炎かもということでお客様にお話します。
(質問5)後鼻漏に使う漢方薬の使い方を教えて下さい。
後鼻漏につかう主な漢方薬
〇フジビトールカプセル
〇半夏白朮天麻湯
〇ビトールB
〇辛夷清肺湯
*詳しい使い方については、漢方相談スガヌマ薬局店頭にてお尋ねください。
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