こんにちは。漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
中医薬皮膚病学会で、慢性蕁麻疹と皮膚の美肌の漢方について勉強しました。
慢性蕁麻疹は、体の表面(表症)と体の内面(裏症)の症状をよく見極めて、皮膚病の漢方薬を選んであげることが大切だと思いました。
子宮も皮膚と漢方では考えることができるので、着床を促す不妊の漢方にもヒントを得られました。
これからも日々漢方薬を勉強して、適切な漢方薬を患者様にお渡ししていきます。
20230507 世界中医薬学会連合会 皮膚病専門委員会年会
第13回皮膚病学術大会
慢性蕁麻疹の中医治療経験
広東省中医病院大徳路総院皮膚科主任医師 教授
陳 信生 先生
◇慢性蕁麻疹表証表病の漢方薬
・桂枝湯
・桂枝加黄耆湯
・小建中湯
・桂枝麻黄各半湯
◇慢性蕁麻疹表裏同病の漢方薬
・越婢湯
・大青竜湯
・小青竜湯
・防風通聖散
◇慢性蕁麻疹裏虚寒証の漢方薬
・理中湯又は或附子理中湯+桂枝湯
◇半表半裏の蕁麻疹
・小柴胡湯
・烏梅丸
中薬外用特色療法の皮膚美容における応用
江西中医学大学教授 皮膚科主任医師
劉 巧 先生
◇理想の健康肌 美容の目標
●健康な皮膚とは
・皮膚に障害がありません。
・一般的な外的刺激に敏感ではありません。
・日光に対する正常な反応です。
・油分と水分のバランスがよく、ハリとツヤがあります。
・充実した滑らかさ、きめ細やかさ、潤いがあり、実年齢に応じたシワです。
・肌色が均一で、目立つシミがありません。
◇肌老化のサイン 美容の大敵
●光老化とは
・シミ
・深いシワ
・皮のような外観
・乾燥荒れ肌
・毛細血管の拡張
・時折悪化する悪性腫瘍
●ナチュラルエイジングとは
・乾燥、たるみ
・小じわ
・萎縮・真皮層が薄くなる
・時折発生する良性腫瘍
◇外用中薬の美容効果
1.清潔
2.シワをとる
3.潤い
4.ハリをアップ
5.シミをとる
6.欠損性疾患の改善
症例1 .顔面皮膚炎:清熱解毒、涼血退紅
症例2. 座瘡:
症例3. 肝斑:活血化瘀、袪斑増白
明治4年11月30日創業
茨城で150年愛される
不妊・皮膚病・漢方専門薬局
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