常に全体から考える東洋医学では、現代の不妊症の多くは生活習慣に原因があると考えます。東洋医学が不妊症の原因として考えている「寒(冷え)・血虚・お血」という3つのキーワードから、どうすれば妊娠しやすい体をつくれるのか考えていきましょう。
東洋医学では冷えを寒(かん)といい、身体が冷えている女性は妊娠しにくいと考えます。男性でも同じことが言えます。寒は不妊症の大敵です。身体を温める食材を上手に使いましょう。東洋医学では身体を温める食べ物と身体を冷やす食べ物を陰陽で分類します。
漢方薬を服用して無事安定期にこられたお客様に紅茶をいただきました
身体を温める食材は、冬が旬のものです。北が産地のもの、地下や水中など寒い環境で育ったものも身体を温めます。例えば、鮭を使った北海道産の石狩鍋は、すごく身体を温めます。冬が旬の地下で育った根菜も身体を温めます。紅茶は温性といって、身体を温める性質があります。生姜も身体を温める漢方の食材です。
夏が旬のもの、南でできたものは身体を冷やす傾向があります。飲み物では、緑茶、コーヒー、ビールは身体を冷やします。生のもの、生野菜や刺身も同様です。
ただ、東洋医学では、「旬のものを食べる」のが一番健康に良いという考え方もあります。夏に身体を冷やす食材を取るのは良い面がありますから、身体を冷やす食べ物を盲目的に避けるのは良くありません。
調理方法は、できるだけ火を通して温めた料理をとりましょう。朝はパンと冷たい牛乳や野菜ジュース、お昼はコンビニのおにぎり、夜は冷えたビールや缶チューハイでは、東洋医学的には冷え性になるために生活しているようなものです。喫茶店では、必ず氷が入った「お冷や」が出て、付け合わせに年中、生野菜のサラダが出ますが、これらにも気をつけましょう。
空調や服装も大切です。四月にもなれば電車や百貨店では冷房が入ります。おしゃれのための薄着が冷えに拍車をかけています。夏でも家では冷房をできるだけ控えましょう。冷えた身体はシャワーで汗を流すだけでなく、足場や腰湯、半身浴で、ゆっくりと身体を温めましょう。
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