茨城県坂東市からこんにちは。漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
後鼻漏(こうびろう)の症状を訴えるお客様が増えています。
漢方相談スガヌマ薬局では多くの改善例がございます。
平成30年11月18日に北海道の専門薬局の研修会(日本専門薬局同志会)で講演してまいりました。
講演の中でお話した後鼻漏のチェックポイントとその対策についてお話したい思いいます。
後鼻漏の方は下記の症状の方が多いです。(下記にチェック項目表があります)
原因は副鼻腔炎のことがおおいです。
後鼻漏の症状チェック
〇鼻水がのどに流れる 〇のどがいつも痛い 〇常に鼻炎である
〇のどがイガイガする 〇いつも痰がからむ 〇咳が長引いている
〇のどに違和感がある 〇長く話していると咳がでる
1つでも上記のような症状がある人は、後鼻漏の可能性があります。
さらにこんな症状も原因は鼻の可能性があります。!?
□咳 □痰 □ムカムカ □歯槽膿漏 □歯肉炎 □のどの違和感
□味がしない □においを感じない □肩こり □めまい □耳痛
□眼痛 □頭痛 □頭が重い □不眠 □昼間眠い □耳鳴り
□難聴 □喉痛
上記の症状も後鼻漏が原因のことがあります。ご相談ください。
慢性副鼻腔炎は4つのタイプ
慢性副鼻腔炎は、化膿型、浮腫型、肥厚型、混合型の4つに分類されます。
1.化膿型(かのうがた)
細菌、ビールス、真菌などが感染によって膿が洞内に貯留しているタイプです。
粘膜のむくみがすくないです。化膿しているので、鼻水が緑っぽくなったり、黄色になったりします。
2.浮腫型(ふしゅがた)
粘膜内に水分を多量に貯留して、ぶよぶよ腫れるタイプです。鼻たけに代表されます。
3.肥厚型(ひこうがた)
粘膜が固く肥厚しています。化膿型、浮腫型から治癒する過程の中で固まってしまうものが多いです。鼻閉が主で、頭痛などは少ないです。
4.混合型
上記の3つのタイプの混合型です。後鼻漏でおいでになる方は、1つの理由だけというより複数の理由がある方が多いです。
鼻水、鼻づまり、頭重など様々な症状があらわれます。
〇慢性副鼻腔炎をおこす4つの鼻腔とその症状
前頭洞 上顎洞 篩骨洞 蝶形骨洞の4つのいづれか、あるいは、複数がトラブルが原因になって後鼻漏をおこします。
〇前頭洞
前頭洞に膿が溜まるとすると起床時には症状があまりなく、お昼頃に悪化してもっともひどくなり、午後になると次第に軽減しますることが多いです。
〇上顎洞
上顎洞に膿が溜まるケースは多いです。
もっとも多い副鼻腔炎です。疲れてくると悪化することが多いです。夕方くらいになると悪化してくる場合も多いです。
〇篩骨洞
篩骨洞に膿が溜まるとすると左右の目の奥が痛くなることが多いです。目を使うと痛みがまします。
〇蝶形骨洞
蝶形骨洞に膿がたまるとすると後頭部や反射性の耳の痛みを訴えることが多いです。
蝶形骨洞炎は、ほとんど篩骨洞炎と一緒に発病して、単独でおきることは少ないです。
まとめると後鼻漏の場合は、前頭洞か上顎洞のトラブルが多く、それに
篩骨洞や蝶形骨洞のトラブルを併発する場合もあります。
〇後鼻漏の根本療法のために
後鼻漏の根本療法のためには、単純に膿をだすだけでなく、膿がたまりにくくする体質改善が必要です。
体質改善には、体質にあった漢方薬をつかう必要があります。
私たち日本専門薬局同志会の会員店でご相談ください。
体質改善のためには、漢方薬だけでなく、健康法も大切になります。
〇後鼻漏の健康法の3つのポイント
1.水分バランス
とりすぎてもとらなすぎても悪化する場合があります。
2.甘いもの
甘いものをとりすぎると悪化する場合が多いです。食べすぎに気をつけましょう。
3.お酒
お酒を飲みすぎると悪化する場合が多いです。飲みすぎに気をつけましょう。
多くの先生方の前でお話するのは大変緊張しました。
「後鼻漏のことが詳しくわかってよかった」 「明日から薬局でやってみます」と講演を聴いた先生方からの評判がよくて、ほっとしました。
これからも健康漢方相談がんばります。
*リンク(関東の120名の専門薬局の先生方の前で、後鼻漏対策の講演をしました)
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