茨城県坂東市からこんにちは。
日本中医薬研究会のオンライン講座で、耳鳴りの漢方薬について勉強しました。
耳鳴りは、老化(補腎)と耳の周りの血流が悪くなること(活血)から起きることが多いですが、胃腸の弱り(脾胃虚弱)からも起きることがわかりました。
これからは、お客様に問診の時に、より丁寧に胃腸の状態もお聞きして、健康法を提案しようと思いました。
〇耳鳴りの中医学的原因
・補腎(老化)
・活血(血流)
・神経(ストレス)
・脾胃(胃腸の弱りの改善もポイント)
耳鳴りのメカニズム 補腎活血だけでなく、脾胃虚弱が原因のことも多いです。
漢方薬の服用法(中国で今は漢方薬は食前ではなく食後に服用するのも一般的になってきています)
漢方の治療は生活習慣の改善が大切
治療の基本 (漢方薬3割 生活養生7割)
生活習慣を確認して、指導することも大切です。
◯耳鳴りの漢方薬の例
・滋腎通耳湯(じじんつうじとう)
【特徴】
本方は、肝血虚・腎陰虚(肝腎陰虚)により身体上部に熱がのぼり、気のめぐりが悪くなって発した耳鳴り、難聴などを改善する。
補血の四物湯がベースとなり、肝血を補う。地黄(じおう)・知母(ちも)は腎陰を補い、知母、黄柏(おうばく)、柴胡(さいこ)、黄芩(おうごん)が上部の熱に対応し、白芷(びゃくし)、香附子(こうぶし)で気滞(気の流れの滞り)を去り鎮痙、鎮痛に働く。
柴胡、芍薬のペアと香附子、白芷も含まれることからストレス性の耳鳴りにも使える。
補腎作用が弱い時は六味丸と併用する。
【効能・効果】
高齢者に多い、腎虚による耳鳴り、難聴、めまいなどに用いる
・耳鳴丸(じめいがん)
【特徴】
「ジメイ丸」は、中国名では「耳鳴丸」と表記され、その名の示すとおり、
貧血性の耳鳴りに対する優れた効き目をはじめとし、腰痛、四肢及び腰の脱力感を改善します。
「ジメイ丸」は補腎薬ですので、薄く食塩を入れたお湯で服用すると効果的です。
【効能・効果】
貧血性の耳鳴、腰痛、四肢及び腰の脱力感
耳鳴りは、補腎活血法で治療する。
補腎活血法による総有効率は84%
カルシウム、鉄、ドパーミン、コルチゾールの水準を高めさせ、
AMPを高め、
GMPを低下させることによって、腎陽虚を改善し、耳鳴りを緩和できることを期待できる。
耳鳴りイコール難聴とは限らない。
〇慢性耳鳴りの健康法
・指で頭を叩く体操をする(詳しくは店頭で説明いたします)
・腹式呼吸を心がける。
・クヨクヨしない。
・疲れやストレスをためない。
・タバコやお酒を控える。
・心穏やかになる音楽をきく。単調で静かな音(川のせせらぎ、波の音)を流すと良い。
・明るく楽しく考える。否定的な考え方から、肯定的な考え方にする。
・おおらかな気分で規則正しい生活をする。
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