こんにちは。認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
第53回子宝カウンセラーの会のオンライン勉強会に参加しました。
勉強会では、はなおかIVFクリニック院長の花岡正智先生に『医師が教える妊娠しやすい生活養生』について学びました。
ポイントは、糖質制限、鉄分補給、ビタミンD補給の3点です。
お客様の体質にあったおすすめのオリジナル漢方薬やサプリメントもございます。
詳しくは漢方相談スガヌマ薬局薬剤師までお尋ねください。
〇花岡先生からのコメント
『大変光栄です。このようにまとめて頂けたこと、名誉に思っています。これからは総合的にアプローチする時代で、従来の西洋医学、そして、東洋医学、さらに栄養のことが大切です。ありがとうございます。花岡正智』
とのコメントをフェイスブックのメッセンジャーを通じていただきました。
花岡先生に御覧いただき、大変うれしく思います。先生のコメントをご紹介してもいいとのことでしたので、掲載させていただきます。
テーマ:妊娠に必要な栄養・サプリ
目的:明日からできる妊活知識を持って帰てもらう
〇妊娠と糖
月間の食事回数は100回、食事をきちんとすることが妊娠の近道です。
近年卵子の糖化も非常に注目されています 。(糖質制限が必要)
糖質制限に賛成の一つの根拠
・糖質を利用し、血糖値を下げる非常に重要なホルモンはインスリンしか存在しません。
・一方で血糖値を上げるホルモンはとてもたくさんあります。
・交感神経を賦活化するホルモンはすべて血糖を上げる方向に働きます。
・糖質は本来人間が必要とするメインの栄養素ではないのではという議論もあります。
〇妊娠と鉄
・鉄は赤血球を作り酸素を運びます。
(タコの血液が青いのは、銅を含むヘモシアニンというタンパク質が酸素を運搬しているからです。イカ・エビ・カニなど)
妊娠と妊娠トライの面から鉄を考える
・鉄のはたらきとは
・鉄欠乏の母より胎児が生まれると大変です。妊娠により急激に高まる鉄分の需要に追い付けないことが多くなります。
・身体が成長するときにも鉄不足になります。
・月経(生理)は鉄を失う現象とも言えます。
・妊娠中と授乳中はものすごい勢いで鉄が消費されていきます。
・鉄の貯蓄がないと、胎児にわたせません。
・妊娠中は鉄の必要量が増します。
・胎児や胎盤からの需要が高まります。
・妊娠により、母体の循環血液量は増加します。
・分娩時の出血があります。
・妊娠中は鉄の必要量が増します。胎児や胎盤からの需要が高まります。
*Achebe MM,Gafter-Gvili A.How I treat anemi in pregnncy:iron,and folate.Blood 2017;129:940.より
全世界で鉄は慢性的に不足しています
・CDC(アメリカ疾病管理予防センター)は重症化する前に貧血のスクリー二ングを普及させたいと考えています。
(at-risk popuitions)
・男性や閉経後の女性へのルーチンスクリーニングは有用とは言えないようです。
鉄不足にとどまるのか?それとも、貧血に至ってるのか?
・こんな症状ありませんか?
*交感神経が優位になるので一見元気にみえますが。。。
・肩がこる。
・頭が痛い 。
・走るとぜいぜいする。
・駅の階段が登れない。
上記の症状が貧血の原因かもしれません。
・貧血はまず疑うこと
・肩こり・頭痛ありませんか ?
・地下鉄の階段しんどくないですか?
〇フェリチン
・鉄欠乏の有効なマーカー(貯蔵鉄)
フェリチン25ng/mL以上が充足
・カットオフ値は日本鉄バイオサイエンス学会の『鉄剤の適正使用による貧血治療指針』改訂【第2版】
・女性ならば、月経で常に漏出していて、常に足りないのかもしれません。
・日本人の基準値を出しても、その対象集団自体がそもそも慢性的に不足していれば、集団の中での評価をしているにとどまります。
・症状がある場合で、フェリチン〈41ng/mg〉が鉄不足の状態です。
*Camaschella C.lron-deficiency anemia. N Engl J Med
2015;372:1832.より
・倦怠感のあるフェリチン50以下の閉経前女性(Hb=12.0以上)に鉄をi.vすると症状が改善しました。
・鉄不足は妊娠を妨げているフェリチン40ng/mLを下げると妊娠が困難になる。
(鉄とビタミンCを飲んだら妊娠した)
Lancet.1991 jun 22;337(8756):1554.
Ferritin and ferility.
Rushton DH, Ramsay ID, Gilkes jj, Norris MJ.
〇ビタミンD
・ビタミンDの働き(お勧めする根拠)
・ビタミンD受容体は、骨・筋肉・子宮・卵巣に存在しています。
①ビタミンDは妊娠率そのものを向上させます。体外受精の成績の改善をさせます。
②ビタミンDは着床環境を改善します。
③ビタミンD欠乏は習慣流産のリスクになりえます。
④ビタミンD濃度が高いほどAMH(高ミュラーホルモン)が高い傾向にあります。
⑤ビタミンDを多嚢胞性卵巣症候群の女性に投与すると排卵率が上昇します。
体外受精の妊娠率において、ビタミンDを服用していない群が8.3%(18/216)だったの対し、服用している群は50%(7/14)と優位に高かった。(第33回受精着床学会)
・肉や魚(ビタミンDもとれます)
タンパク質を十分にとりましょう。
炭水化物は摂りすぎないようにしましょう。
おすすめの食べ物
・しゃぶしゃぶ
・お刺身
・コンビニのサラダチキン・枝豆・たまご・缶詰もおすすめです。
漢方相談スガヌマ薬局にはビタミンDを効果的にとれるサプリメントもございます。
詳しくは店頭にてお尋ねください。
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