こんにちは。認定子宝カウンセラー漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
妊娠中と産後のケアは、とても大切です。
食事や生活も気をつけることがたくさんあります。
流産、つわり、妊娠糖尿病、妊娠高血圧、妊娠中の尿路感染症・足のむくみ、静脈瘤、逆子の予防や出産後に母乳の出が悪い、体力低下に良い漢方があります。
産前産後の障害(貧血、疲労倦怠、めまい、むくみ)の漢方薬もございます。
食事や生活習慣の改善でうまくいかない方は、漢方もお試しください。
お子様の発達障害(自閉症、ADHD(注意欠如・多動症)、LD(学習障害)など)も、妊娠中のケアで予防できるといわれています。
妊娠中のケアができる漢方あります。お気軽にご相談ください。(お問い合わせはこちら)
◆妊娠直後【妊娠2週~妊娠4週】(体外受精、顕微授精時の移植後)の注意
・重い物を持たないようにしましょう。
(お腹に力が入る家事、例えばお風呂掃除や布団を干すのを避けましょう)
・人混みを避けましょう。
(人とぶつかったり、風邪がうつる危険があります)
・適度に休みましょう。疲れすぎに注意しましょう。
(長時間立ったり、立ちくらみに注意しましょう)
・ハイヒールやサンダルを履かないようにしましょう。
(かかとの低い、幅の広い靴を履きましょう)
・滑らないように注意しましょう。
(滑りやすい階段やお風呂は気をつけましょう)
〇妊娠中の痛みや出血について
・出血があったら?
→おりものにつくような程度の出血は心配ないことが多いです。
半日から一日は、安静にして様子をみて下さい。
※出血量が増加したら病院に行ってください。
・痛みや下腹がはったら?
→我慢できる範囲なら問題ないことが多いです。
・我慢できない痛みや大量に出血したら?
→流産の危険性があるので、すぐに病院に行きましょう。
◆妊娠初期【妊娠4週~妊娠15週】
2ヶ月
・妊娠に気づき始める頃です。
・早い人では6週ごろからつわりが始まります。
・食欲不振、吐き気、情緒不安定など、症状は様々あります。
・早い人は、つわりが始まります。
【つわりの予防法】
【1】つわりの原因を見極めて対策を
妊娠中は特に匂いに敏感になるものですが、無臭の環境を作るのは難しいですよね。
つわりの軽い日と重い日の違いを振り返ってみましょう。
何かきっかけになるものはありませんでしたか?
それを避ける工夫をしてみましょう。
【2】朝のスタートを穏やかに
朝起きる前に(できれば7時前に)、ベッドサイドに軽食を準備しておきましょう。
また、好きな音楽で目覚めると、一日が気持ちよく始まります。
【3】小分けにして食べる
“一日六食” 血糖値の急激な低下はつわりを悪化させます。
一日三食よりも、少量を六回に分けて食べることがおすすめです。
【4】胃に優しい食事を心がけて
油っこいものや刺激の強い食べ物、食物繊維が多いものは胃に負担をかけます。
消化しやすい食事を選び、食べる前に牛乳で胃を落ち着かせる、りんごをすりおろして食べるのも良いでしょう。
【5】炭水化物を上手に取り入れて
炭水化物はエネルギー源として、お腹を穏やかに保ちます。
米、コーン、小麦、オーツ麦、粟、キビ、大麦などが含まれる食品が適しています。
たんぱく質も摂れる卵うどんは特におすすめですよ。
匂いが気になる場合は、温度を少し下げてみてください。
【6】自分に合うものを選んで
つわりに良いとされる食べ物の中から、自分が好きなものを選びましょう。
栄養が偏っていても、今は自分の体調を最優先に。
【7】少量でも食べることを心がけて
食欲がない日もありますが、何も食べないのはつわりを悪化させる原因に。
少しでも良いので、食べるようにしましょう。
【8】リラックスできる服装を
体を締め付けない、リラックスできる服装を選びましょう。
【9】胃液の逆流に注意して
食道を通って胃液が逆流すると、つわりや胸焼けの原因になります。
妊娠中は特に注意が必要です。できるだけ上体を起こした姿勢を保つようにしましょう。
・つわりがひどい時は、つわりのための漢方薬があります。
3ヶ月
・子宮が少しずつ大きくなり膀胱や腸を圧迫します。
・尿意が頻繁になったり、便秘になる人もいるでしょう。
・新陳代謝が活発になるので乳白色のおりものが増え、発汗も多くなります。
・流産しやすい時期なので、身体に無理がかからないようにしましょう。
◆妊娠中期【妊娠16週~妊娠27週】
5ヶ月
・皮下脂肪がついてきて体がすっかり丸みを帯びてきます。
・つわりも治まり、体重だけが増えだす時期です。
・食べ過ぎに要注意しましょう。食べ過ぎると妊娠糖尿病になりやすくなります。
7ヶ月
・立ちくらみ、むくみ、便秘など、おなかが大きくなるにつれ不快な症状が増えてきます。
・妊娠性の貧血が出るのもこの時期からです。
・血をふやす食べ物(赤身の肉、ほうれんそう、ひじき、なつめなど)を食べましょう。
・食事で改善しない方は、妊娠中の貧血の漢方薬もあります。
◆妊娠後期【妊娠28週~妊娠39週】
8ヶ月
・妊娠線がおなかや腰、大腿部に現れます。
・静脈瘤が下腿、外陰部にできる人もいます。
・動悸や息切れが起こり、疲れやすくなります。
・時々おなかが張って固くなる事があります。出産の準備です。
・胃が、おなかに圧迫されて食欲が出なかったり、げっぷや胸やけなどが起きます。
9ヶ月
・膀胱も子宮に圧迫され、尿意が頻回になり、残尿感も出てきます。
・咳・くしゃみなどの拍子に尿が漏れる人もいます。
◆産褥期(出産後8週間)
・病院で出産後、自然分娩は5~6日、帝王切開は7~10日入院することが多いです。
・退院後も2週間程は安静にしましょう。
・赤ちゃんの沐浴などの時は、立ちくらみに注意しましょう。
・睡眠を十分にとって、体力回復に努めてください。
・授乳期は、鉄、カルシウム、葉酸を含むたべものを多く摂るといいです。
・母乳の出が良くない時は、母乳の出によい漢方薬もございます。
・出産後は、便秘や腰痛、あるいはマタニティブルーもホルモンバランスの変化から起きやすくなります。
・授乳中も安心して飲める漢方薬もございます。ご相談ください。
◆妊娠中出産後のQ&A
◆便秘
妊娠中はホルモンの影響などで便秘になりがちです。
薬に頼るのではなく、生活習慣を工夫することで乗り切りましょう。
繊維質の多い食事、海藻類や根菜類などを摂るようにする、適度な運動を心掛けましょう。
妊娠中も飲める便秘薬もあります。
◆つわりがきつい
つわりは吐き気、嘔吐を主体とした妊娠特有の症状です。
過労・ストレス・睡眠不足を避け、食べたいものを食べることが原則です。
つわりの漢方薬もあります。
◆入浴
妊娠中は新陳代謝が活発になって皮膚は汚れやすくなりますが、その一方で敏感にもなり刺激物に弱くなったりもします。
入浴やシャワーをこまめに行いましょう。
◆夫婦生活
問題になるのは、流産・早産と感染を引き起こす恐れがあるということです。
セックス前後は清潔にして、あまり激しくならないように、また深い挿入や長時間にならないように気をつけましょう。
但し、医師から安静の指示が出た時には、セックスは控えましょう。
◆逆子
妊娠8か月中ごろまでの逆子は自然に治る事が多く、また、逆子でも自然なお産が出来ることもありますのでむやみに心配することはありません。
◆脱毛、肌荒れ
産後によく起こります。妊娠・出産のストレス、ホルモンの急激な変化や疲れなどからきていると考えられます。
これらが落ち着けば解消されるのですから慌てる必要はありません。
◆母乳
母乳には優れているところがたくさんあります。
ただ、母乳だけで育てるには多少の努力が必要なことが多いです。
おいしいおっぱいを出すために母体の食生活に気を配りましょう。
アルコールやカフェインも避けたいところです。
母乳の出をよくする漢方もございます。
妊娠中、出産後に使う漢方薬やサプリメントの例
当帰芍薬散、半夏厚朴湯、芎帰調血飲第一加減、
キョーレオピン、キョーレオピンNEO、キョーレオピンファイブNEO、
ショウキT-1、松康泉、棗参宝、晶三仙など
妊娠中、出産後の様々なトラブルに対応する漢方がございます。
詳しくは漢方相談スガヌマ薬局の漢方薬剤師にお尋ねください。
◇「妊娠中の養生」・「産後の養生」の冊子の貸し出しを行っております!
「妊娠中の養生」
・妊娠初期(5週から16週)の心得
・妊娠中期(17週から28週)の心得
・妊娠後期(29週から40週以降)の心得
「産後の養生」
●産後養生
1.悪露が止まらない、塊が多く腹痛もあるがどうしたらいいの?
2.産後にどうして便秘になりやすい?
3.産後憂鬱
4.産後脱毛
5.産後関節痛
●乳汁不足(少乳)に関するQ&A
こちらの2冊を無料貸し出し中です。
お気軽にお声がけください。
質問等もございましたら合わせてご相談ください。
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