こんにちは。3月5日はストレスの漢方薬と養生法について、専門薬局の勉強会に参加してきました。
〇漢方的にはストレスは気・血・水のバランスを整えることが大切です
気 益気健脾(えっきけんぴ) 捕腎安神(ほじんあんじん)
血 養血安神(ようけつあんじん) 健脾養栄(けんぴようえい)
水 利水(りすい) 健脾(けんぴ) 安神(あんじん)
〇気・血・水のバランスが崩れるとおきる症状
・原因がわからない頭痛(偏頭痛 緊張性頭痛)
・イライラ くよくよ 怒りやすい
・物忘れ ぐっすり眠れない 夜途中で目が覚める
・疲れると口内炎ができやすい
・にきび 肌荒れが気になる
・胃潰瘍や十二指腸潰瘍を繰り返す
・やる気がでない ふんばりがきかない
・持続力がない 軽度のうつ症状
〇ストレスは一年中おこります。
1月 冷えによる気鬱
2月 受験ストレス
3月 アレルギーは自分を癒す反応
4月 肝鬱気滞
5月 5月病
6月 梅雨ストレス
7月 熱中症は暑邪ストレス
8月 ダイエットと自律神経
9月 夏バテと自律神経
10月 秋バテは交感神経が鍵を握る
11月 気温差ストレス
12月 内臓の冷えと自律神経
〇梅雨期のストレス
梅雨時期は、頭痛・頭重・めまい・ふらつき、体の重だるさを訴える方が増えてきます。 原因は梅雨時期の低気圧配置による空気中の酸素不足になりやすいです。酸素不足は私たちにとって大きなストレス、梅雨ストレスになります。気・血・水の巡りをよくすることが基本です。
〇ストレスにつかわれる漢方薬や健康食品例
〇陰虚タイプの方(落ち着きのない感じがする。動悸、不眠、眠れない、熟睡できない)
桂枝加竜骨牡蛎湯(けいしかりゅうこつぼれいとう)
清心蓮子飲(せいしんれんしいん)
〇気滞タイプの方(いらいらする感じがする。おこりっぽくなって眠れない)
抑肝散(よくかんさん)
加味逍遥散(かみしょうようさん)
逍遙丸(しょうようがん)(抑肝散や加味逍遥散に比べて体を冷やさないので冷えのある方におすすめ)
〇気虚タイプの方(ストレスで、気力低下が起こる方です。胃腸が弱い人)
補中益気湯(ほちゅうえっきとう)
六君子湯(りっくんしとう)
〇血虚タイプの方(血虚といって、体内の血が少ないタイプの方、不安感が強い。病院の検査をで、貧血でない人でも血虚の方もいます。)
加味帰脾湯(かみきひとう)
柴胡桂枝乾姜湯(さいこけいしかんきょうとう)
〇滋養強壮剤
エナックW(神経の疲れをとる生薬エゾウコギが入っています)
〇健康食品
松康泉 (しょうこうせん) (松の自然治癒成分を豊富に含んだ松節が配合されています。松節とは、通称を松瘤(樹皮が瘤状に増殖したもの)といい、松の木自身が害虫や外傷による傷を治すために松の成分が集中して出来たものです。松の自己治癒成分を豊富に含んだ松節は優れた鎮静効果や抗炎症効果があります)
〇ストレスに対する健康法(養生法)
・呼吸法 腹式呼吸 ゆっくり口からはいて鼻から吸う(先にはいてからおこなうのがポイント)
・半身浴 汗をしっかりかくことがストレスには大切
・食養生
くこの実 ブルーベリー ぶどう ナツメ 黒ごま 松の実 グリーンピース あさり ハマグリ シジミ ひじき ワカメ かつお カレイ
私も講師としてストレスに対応する漢方薬とお客様への問診方法と養生法について専門薬局の先生方へ説明しました。
ストレスにいい漢方薬は種類がたくさんございます。私たちは、お客様の体質を確認して漢方薬をお渡しします。ご本人様がご来店ください。お待ちしています。
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