皆様、こんにちは。
認定子宝カウンセラーであり漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
この度は、神戸の英ウィメンズクリニックで開催された子宝カウンセラーの集いに参加し、糖尿病と妊娠の関連性について、同クリニックで漢方外来をされている医学博士ショウキ先生からの洞察に満ちた講演をお聴きしました。
〇●糖尿病が妊娠に与える影響
糖尿病は、インスリンの作用不足や細胞のインスリンに対する抵抗性によって血糖値が上昇する疾患です。
この状態は排卵障害や不妊のリスクを増加させることが明らかにされています。
特に、肥満や多嚢胞性卵巣症候群(PCOS)との関連が深く、これらは排卵の問題をさらに悪化させる可能性があります。不妊治療の漢方での予防も大切です。
〇●食事と妊孕性(妊娠するための力)への影響
食事に含まれる糖質、食物繊維、加工糖の摂取は、妊孕性に重要な影響を及ぼします。
食後の血糖コントロールが妊娠に与える影響に関する研究(*1)は、特に日本人の痩せ型若年女性において、標準体重者と比較して耐糖能異常のリスクが高いことを示しています。
〇●体外受精とBMIの相関性
アメリカの研究(*2)によると、BMIが19.0kg/㎡~24.9kg/㎡の範囲にある女性が、体外受精において最も妊娠成功率が高いことが示されています。
極端なBMIは、妊娠の成果に否定的な影響を与えることが分かっています。
〇●食後高血糖と妊娠リスク
食後高血糖は、2型糖尿病の特徴であり、妊娠中の女性においても特に注意が必要です。食後のインスリン抵抗性の増加は血糖値を上昇させ、妊娠糖尿病のリスクを高めることが知られています。
〇●まとめ
糖尿病と妊娠の関連性、および不妊治療における血糖管理の重要性を強調するこれらの情報は、健康な妊娠をサポートするための食事や生活習慣の改善に対する理解を深めます。
漢方医学は、これらの知見を基に、不妊治療の新たな可能性を探求しています。
当薬局では、一人ひとりのお客様に合わせた最適な漢方薬と健康法をご提案しております。
病院で処方される薬とも安全に併用できる漢方薬を提供しています。
糖尿病や不妊に関するご相談は、いつでもお気軽にどうぞ。
皆様のお越しを心よりお待ちしております。
参考文献
*1 Glycemic load, dietary fiber, and added sugar and fecundability in 2 preconception cohorts
明治4年11月30日創業
茨城で150年愛される
不妊・皮膚病・漢方専門薬局
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