妊活は「炎症コントロール」がカギ!
こんにちは、認定子宝カウンセラー兼漢方薬剤師の菅沼真一郎です。
2025年3月9日、春の訪れを感じる神戸で、不妊治療で有名な英ウィメンズクリニックで妊活勉強会と培養室の見学会に参加しました。
医学博士ショウキ先生の講義や実践的なアドバイスを学び、充実した時間を過ごすことができました。今回学んだことを、みなさんと共有したいと思います。

認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師の菅沼真一郎(左)医学博士ショウキ先生(右)
妊活に取り組む中で、「体の中の炎症が原因で子宮環境が悪化しているかも?」と思ったことはありませんか?
実は、私たちの体は普段から免疫システムという強力な防衛部隊が働いていますが、その反応が行き過ぎると、健康な細胞にまでダメージを与える可能性があります。
ここでは、炎症が妊活に与える影響と、日常で実践できる対策についてまとめました。
目次
1. 免疫と炎症 ― サイトカインストームとは?
私たちの体は、異物(ウイルスや細菌)から身を守るために、免疫細胞が必要なときにサイトカインという炎症を促す物質を大量に放出します。
しかし、感染量が激しい場合、あるいは免疫のバランスが崩れると、いわゆる「サイトカインストーム」が発生します。 この状態になると…
・発熱や全身のだるさ :体全体に炎症が広がり、倦怠感や不調が現れる。
・血液の凝固異常 :血栓ができやすくなり、子宮や胎盤への血流が乱れる恐れがある。
・健康な細胞へのダメージ :普段守られるはずの正常な細胞にも影響が及び、体調全般に悪影響が出る。
また、ウイルス感染や特定のワクチン接種後に心筋炎など、免疫の暴走が引き起こす症状が報告されることも。
このような免疫反応の過剰状態は、妊活中の子宮環境にも影響を与えかねません。

妊活は炎症を抑えることが大切 医学博士ショウキ先生のご講演の様子①
2. 東洋医学で見る「湿熱」体質とその影響
東洋医学では、体内の「水」と「熱」のバランスが非常に大切とされています。
・水 は体を冷やし、潤いを与える働きがある。
・熱 は体を温め、エネルギーを活性化させる。
しかし、どちらかが過剰になると「湿熱」として体内に蓄積し、次のような影響が出ます。
◢◤ ◥◣
妊活女性には湿熱が多い
◥◣ ◢◤
・血流の悪化 :子宮内膜の働きが低下し、胚を受け入れる力が落ちる可能性がある。
・体内のバランス崩壊 :生理痛、肌トラブル、排尿時の違和感など、様々な不調をもたらす。
湿熱体質の方は、短気になりやすかったり、暑がりで汗も多い傾向があります。
体の内側からバランスを整えることが、妊活成功の秘訣と言えるでしょう。
湿熱の改善にはダイエットも効果的です。→腸活ダイエットについてはこちら(リンク)

神戸英ウィメンズクリニック受付
3. ライフスタイル改善で炎症を抑える
食事の改善
▼控えるべき食品
・味の濃いものや脂っこいもの
・カロリーの高い食品、強い香辛料
・アルコールや冷たい飲み物
▼積極的に摂りたい食材
・たまねぎ、白菜、キャベツ、大根、トマト
・水分の多い果物(スイカなど)
・きのこ類、豆腐、シジミやあさりなどミネラル豊富な食材
◢◤ ◥◣
食べ方のポイント
◥◣ ◢◤
ゆっくりよく噛んで食べ、満腹中枢をしっかり刺激することで体に負担をかけない。
▼適度な運動でデトックス
軽い運動 お散歩やストレッチ、階段の昇降など、体を温めながら無理なく行える運動を取り入れましょう。
これにより、余分な湿熱や老廃物を汗とともに排出できます。
▼注意点
体力が十分でなかったり「気血虚」の状態の場合は、無理をせずゆっくりと運動することが大切です。
また、サウナは一見リラックスできるものの、体内の大切な津液まで失ってしまう恐れがあるため、湿熱が心配な方は避けたほうが無難です。
4. 漢方薬で味方に! 体の内側からサポート
漢方では、体内にたまった「痰湿」や「湿熱」を取り除く処方が多く用いられています。
たとえば、以下のような処方が妊活サポートとして注目されています。
防風通聖散: 余分な熱や不要な成分を駆逐し、利尿作用で体内のデトックスを促します。
温熱体質の方に向いています。
糖質栄養素: 特に体内に停滞した異常な水液(痰飲)の除去を助け、子宮内の炎症を抑えるサポートが期待されます。
女神散: 古くから妊娠をしやすくするために使われ、免疫力やホルモンバランスの調整に寄与するとされています。
漢方薬は体質や症状に合わせた個別のアプローチが必要です。
使用する際は、漢方に詳しい当薬局の認定子宝カウンセラー・漢方薬剤師とよく相談しながら取り入れることをおすすめします。
5. 慢性炎症と反復着床不全 、その関係とは?
現代医学では、慢性的な子宮内炎症(慢性子宮内膜炎)や免疫異常が、胚を受け入れにくくしている原因のひとつとされています。
東洋医学の視点では、痰湿や湿熱が背景にあると考えられており、次のような実例も報告されています。
ある方は、何度も流産を繰り返していましたが、内臓の炎症(湿熱)に着目した生活改善と漢方療法を実施することで、自然妊娠に導くことができた事例があります。
つまり、日々の小さな改善が未来の大きな成果につながるのです。
6. まとめ 心と体のバランスが妊活成功への鍵
妊活は、ただ治療や外部のサポートに頼るだけでなく、 体内の環境を整える「炎症コントロール」がとても重要です。
正しい食事、適度な運動、そして東洋医学、漢方の見地からの体質改善により、 抗カルジオリピド抗体やプロスタグランジンE2の改善が期待でき、流産リスクの軽減につながります。

第68回子宝カウンセラーの会 医学博士ショウキ先生ご講演の様子②
◢◤ ◥◣
これからの妊活で意識したいこと
◥◣ ◢◤
バランスの取れた食事と十分な栄養 体を内側から整え、ストレスや栄養不足を回避することが、安定したホルモンバランスにつながります。
定期的な検診と信頼できる医療サポート 血液検査、不妊治療や漢方診断を通じ、体の状態をしっかり把握。特に細かい数値の変化に注目することで、適切な対策が可能になります。
心と体のケア ストレスを最小限にし、漢方を利用した精神的なサポート体制を整えることは、治療効果の向上にも寄与します。
毎日の小さな習慣が、未来の大きな希望へとつながります。 体の内側からしっかりと健康を整えることで、理想の妊活環境を実現できるはずです。
さらに、免疫バランスや炎症のメカニズムに関しては、最新の医学研究も進んでいます。
あなたにぴったりの妊活プランを、専門家である当薬局の漢方薬剤師のサポートのもとで進めていきましょう。
妊活の旅は時に険しいかもしれませんが、正しい知識と継続的な努力が、希望の未来への大きな一歩となります。お気軽にご相談ください。よろしくお願いいたします。
明治4年11月30日創業
茨城で150年愛される
不妊・皮膚病・漢方専門薬局

不妊漢方全国実力薬局100選受賞・ 漢方相談スガヌマ薬局
不妊とアトピーと慢性病の漢方薬なら
創業150年漢方相談スガヌマ薬局へ
無料漢方相談実施中
ご相談ご予約お待ちしております
茨城県坂東市岩井4443
電話 0297-35-0003
FAX 0297-35-2093
メール kanpou@suganuma-yakkyoku.com